2011年11月19日
実は・・・

さて、来週の今頃は我々は釜石を目前にしたバス車内にいる予定です。
そう、本当に目前です。
実は、正直なところ未だにある迷いがあります。
我々が凧を揚げに行くのは応援になるのか???
この疑問はイベント計画当初からメンバーの心の中に常にある問いです。我々は浜松の凧揚祭を愛し、凧を揚げる意味を肌で感じているので、被災地で凧を揚げることが元気をプレゼントすることになるという考えになるのですが、実際、釜石の皆さんに「大きな凧揚げますよ」と言ってもなかなか伝わらないのではないかと思います。
もっと言えば、このイベントに対して釜石の皆様がどういう感じ方をするのかも全く分からない為不安です。「余分なこと」をと言われればそれまでです。自己満足なのかもしれません。
このイベントが被災地の皆様にとって少しでもプラスに働くのか?
これは実際やってみないと正直我々はわかりません。ただ、何かしらの元気になることを信じて準備をしています。
しかし、ここ数日、釜石の皆様、関係者の皆様からとても嬉しい反応を頂いております。現地や現地出身の方のブログ・ツイッターなどでご紹介いただいているのが分かってきたのです。少なくともこの方々にはプラスとして捕らえていただいていると理解しています。本当にありがたく、嬉しいことです。
我々はお金があるわけではありません。ニーズにあった支援物資をお届けすることも出来ません。
どちらかというと、ガサツで不器用な人間の集まりです。ただ、自分のふるさとを愛する、自分の住んでいる地域を愛することがベースに成り立っている浜松まつりを心から愛している熱い人間の集まりです。
そんな我々が出来ることは、この思いが詰まっている凧を被災地の皆さんと一緒に揚げて、たくさんの会話をさせていただき、心を寄せることだと思っています。
多くの釜石の皆様にご参加頂き、いろいろ教えていただきたいと思っています。われわれの思いもお聞きいただきたいと思います。そしてこの経験を浜松で伝え続けることも大事なことだと思っています。
本番まであとわずか、よろしくお願いいたします。
Posted by 凧友会 at 06:37│Comments(0)